PCの故障によりWindowsが起動しなくなったとき、 Windowsのフルバックアップを復元することで
短時間で元の状態に戻すことができます。
バックアップを取っているから安心、でも復元できるかまでは試していない・・・
というケース。多いのではないでしょうか。
今回はWindowsのフルバックアップをベアメタル回復というを使って実際に復元してみたいと思います。
なお、ベアメタルというのは空のディスクという意味です。(硬い熊ではありません。)
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用意するもの
・OSのインストール媒体
・バックアップのイメージファイル(今回は共有フォルダに置いておく)
・復元先のPC
今回使用する復元先のPCは空の状態(ベアメタルな状態)です。
Windowsのインストール媒体をPCにセット。起動するとセットアップ画面が表示されます。
次へ進みます。
新しくインストールするか、修復するかの選択画面が表示されます。
復元するときは修復を選択するようです。ここらへん、初見では分かりにくいですね。
この二択では、トラブルシューティングを選択。
イメージでシステムを回復を選択します。
いきなりイメージが見つかりませんと言われました。一旦キャンセルします。
システムイメージを選択して次へ進みます。
詳細設定を押してイメージファイルの場所を設定します。
イメージファイルは共有フォルダにあるものを使いたいので、ここからはネットワークの設定を行います。
と言っても、どうやってネットワークに接続すればよいのかわかりません。
ベアメタルってなにもない状態だよな…と思いつつ調べてみると、コマンドプロンプトからIPアドレスの割り当てができるそうです。
さっそく、コマンドプロンプトを立ち上げて・・・
・・・
・・・
コマンドプロンプトもどうやって起動するのかわかりません。
こちらも調べてみるとShift+F10で起動させることができるようです。
コマンドプロンプトが立ち上がりました。
NICドライバが既に入っていることもあるみたいなので確認してみます。が、入っていませんでした。
まずは、NICドライバのインストールを行う必要がありそうです。
NICドライバのインストールを行います。コマンドを打ち込み結果を待ちます。
正常にインストールされました。
確認してみます。インストールされていますね。
次にIPアドレスを設定します。
IPアドレスも確認してみます。ちゃんと設定されています。
ネットワークの設定が終わったので、再度この画面に戻って「ネットワーク上の…」を選択します。
共有フォルダにあるイメージファイルを指定します。
ネットワークの認証情報を入力して次へ。
次々と「次へ」を連打してこの画面まできました。
確認メッセージが出ますが、特に問題ないので「はい」を選択します。
復元が始まりました。しばらく待ちます。
このような画面も。さらにしばらく待つと…。
おおおおー!! 無事復元できました。
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ある日、PCが故障してWindowsが起動しない…。
そんなときシステム自体のバックアップがあれば
短時間で元の状態に戻すことができ安心ですね。
試していそうで試していない、 今回はバックアップの復元について紹介しました。